銅ベース(銅建値)とは
相場によって銅の価格は変動するため、銅を原材料に使用する製品の価格も連動して変動します。
製品の価格は、取引月の前月平均の銅建値(kg・小数点以下四捨五入)を基準にして決定しています。
銅相場で取り扱う銅は電解精錬された純度99.9%のものをさします。
この銅を「電気銅」と呼びます。また、「国内銅建値を基準に」という意味で、銅の価格を「銅ベース」を呼びならわしています。
銅を含め、非鉄金属の価格は、ロンドン金属取引所(通称LME)が公開する取引価格を元に決定されています。
LMEは非鉄金属に関して、最大かつ、市場が始まって以来最も古い歴史を持つ取引所であるということから、その取引価格が指標とされ、市場に反映されています。
ここでの取引価格は「LME価格」と呼ばれています。この価格は随時変動しています。
日本での銅の取引価格(国内銅建値)は、LME価格を指標に、国内産銅メーカーによって決定され、国内建値は、輸送費や為替リスクなども考慮して決定しています。
国内銅建値も相場変動によって変動しています。
電線の価格の基になるのは、その主要素材である電気銅の価格です。
相場によって銅の価格は変動するため、銅ベース(銅建値)と電線・ケーブルの価格には密接な関係があり変動します。
Watanabeにて販売しております電線・ケーブルはこの銅ベースに応じて価格が変動しております。
(単位:千円:トン)